導入事例:馬ふんを発酵による堆肥を使用した地熱温水利用農業の環境計測ツールに。

ジオファーム八幡平様(岩手県八幡平市)

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導入の背景

岩手県八幡平市の農場「ジオファーム八幡平様」では、約2ヘクタールの牧草地で13頭の馬を飼育、その馬ふんを発酵させて製造した堆肥を利用し、マッシュルーム等の農産物を栽培している。ジオファーム八幡平は、競走馬の育成師だった船橋慶延氏らが2014年に設立した企業組合「八幡平地熱活用プロジェクト」が運営している。

一般的に施設園芸においては、冬季は暖房等によるコストがかかるため、苦労している生産者はの声は多く、八幡平市でも冬季の気温は約マイナス10度まで下がる。ジオファーム八幡平では、熱交換器を使用して温泉熱を取り出し、ハウス・堆肥舎の温度調節に利用することで、石油・電気使用量およびCO2排出量の削減と、安定した通年生産を実現している。

  • 八幡平市の豊富な地熱資源を利用し、寒冷地では実現しなかった冬春の栽培をおこないたい。地熱として利用する温泉水の温度を環境計測したい。
  • 利用されたハウス内の温度や、地中温度や積算温度・積算日照など環境計測したい。
  • そのデータから寒冷地における冬の野菜栽培において野菜、品種など適する作物を検討したい。
  • スポット的な暖房やCO2の施用、光合成促進、最適な水分量など今後の栽培技術方法の改善などをおこないたい。

導入効果

同組合では、これらハウスの温度など環境情報の収集・分析のため「あぐりセンス」「あぐりクラウド」を導入、各ハウス内の環境情報をモニタリングしている。 今後は、収集したデータを元に、地中熱を効率的に利用する工夫や、暖房のスポット利用、炭酸ガスの施用などを視野にいれている。

導入製品・サービス

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